
ファブ5は脅威の1年生軍団
往年のバスケットボールファンの方はご存知だとは思いますが、今回はファビュラス5を紹介します。
まず、ファビュラス5とは「脅威の5人組」という意味です。「ファブ5」とも言われていました。
1991ー1992年シーズンのミシガン大学は快進撃を続けNCAAファイナルに出場します。
なんとスタメンは全員その年にリクルートして来たばかりの「フレッシュマン」でした。
クリス・ウェバー、ジャレン・ローズ、ジュワン・ハワード、ジミー・キング、レイ・ジャクソンの五人組です。
日本に置き換えると甲子園でスタメン全員が一年生なのに決勝まで行ったというような感じですね。そう考えると本当にすごいことだというのが分かります。
さらに凄いのは翌年もファブ5はNCAAファイナルへ進出した事です。
「2年連続でNCAAファイナル出場はすごい!!」
一年目はクリスチャン・レイトナー率いるデューク大学、2年目はジョージ・リンチ率いるノースカロライナ大学に敗れましたが、
当時このファブ5の快進撃はかなり話題になりました。
痛恨のタイムアウト
ファブ5で印象的なのは2度目のNCAAファイナルでした。クリス・ウェバーが試合時間残り11秒2点ビハインドの場面でタイムアウトをコールします。しかし、すでにミシガン大学はタイムアウトを使い果たしていました。
その結果テクニカルファールをコールされ、相手にフリースローを与えてしまい試合に負けてしまいます。
このシーンはウェバーがNBA入りしてからも何度となく放送されていました。
「当時この件に関してはいじられまくってた」
ファブ5のファッション
この5人はファッションの面でも大きな影響を与えました。
今では当たり前なんですが、皆さんバスケットボールをする時は、いわゆるダボダボのユニフォームですよね。
しかし、当時はまだピチピチの短パンにハイソックスの時代だったんですね。
昔のNBAの映像とかみるとよく分かりますが、みんな短パンにハイソックスですwこれはこれで味があって私はありだと思ってますが。
若い方は当たり前のようにユニフォームがダボダボなので知らないかもしれないですけど、当時このファブ5がダボダボで丈が長いユニフォームを流行らせたんです。
黄色と紺の派手なユニフォームでわざと大きめのサイズのユニフォームを着ていました。
NBAでもジョーダンやバークレーが1990年代初頭から着用しだしました(ファブ5ほどダボダボではなかった)
下にパワータイツなるアイテムを身に着けないとパンツが丸見えになるんですよね(笑)当然当時の日本のバスケシーンでもダボダボのユニフォームが流行りました。
日本ではロングなパンツ略して「ロンパン」と呼ばれました。お洒落に敏感な若者はすぐにロンパンに飛びつきました。
また、短パンが長くなったと同時にハイソックスも短くなりました。1990年初頭に流行ったファッションが今では定番となっています。
ファブ5で1番凄かった選手はクリス・ウェバーでしたが、スキンヘッドにダボダボのユニフォームが本当にかっこよかったですね。
クリス・ウェバー、ジャレン・ローズ、ジュワン・ハワードはその後NBA入りし大活躍しました。
もしかしたら、この5人がいなかったらまだみんな短パンでハイソックスのままかもしれません。信じるか信じないかは貴方次第です(笑)