
プロフィール
誕生日:1974年2月7日
出身国:カナダ/イギリス
出身地:南アフリカ共和国ヨハネスブルク
ポジション:ポイントガード
ドラフト順位:1996年1順目15位
ドラフトチーム:フェニックス・サンズ
出身校:サンタクララ大学
身長:191cm 体重:81kg
目次
カナダ出身の名ポイントガード、スティーブナッシュ
スティーブ・ナッシュはNBA史上トップクラスにシュートがうまい名ポイントガードです。また、シュートだけでなくアシストもうまい選手でした。
1996年NBAドラフト
スティーブ・ナッシュは1996年のNBAドラフトで1順目15位でフェニックス・サンズに指名されました。
この年のドラフトは当たり年で、主だった所をあげると1位でアレン・アイバーソン、2位マーカス・キャンビー、3位シャリーフ・アブドゥル・ラヒム、4位ステフォン・マーブリー、5位レイ・アレン、6位アントワン・ウォーカー、13位でコービー・ブライアント、17位でジャーメイン・オニール、24位でデレック・フィッシャーなどが指名されました。
長くなりましたが本当に凄いメンバーですね。特にアイバーソンとコービーは本当に凄い活躍をしました。
そんな物凄いメンバーのなかでナッシュは15位指名でフェニックス・サンズに指名されました。
当時のサンズにはケビン・ジョンソンと言うスターポイントガードがいましたが、サンズにとってはケビンジョンソンの後継者を探していたのは推測がつきます。
1997年ルーキーオールスター
ルーキーとして活躍したスティーブ・ナッシュはルーキーオールスターのメンバーに選ばれました。
この年のオールスターサタデーで行われたルーキーオールスターは今でも覚えていますが本当にめちゃくちゃ面白かったです。
ナッシュは活躍したいところでしたが残念ながらアイバーソンに主役を奪われました。この時アイバーソンにマッチアップしていたナッシュでしたがアイバーソンにかなりやられてしまいました。
結果アイバーソンがMVPを受賞しました。しかし、ナッシュもなかなか良い活躍をしていました。
サンズで活躍
ドラフト当時サンズには既にケビン・ジョンソンとジェイソン・キッドという2人のスーパースターがいたため、あまりプレイングタイムを得ることが出来ませんでした。
当時のナッシュはベンチプレーヤーとしてサンズでプレーしていました。しかし、この時から才能の片鱗はある程度見せていました。
マーベリックスでノビツキーとプレー
サンズでは十分な活躍の場を与えられなかったナッシュでしたが、1998年にマーベリックスへドレードで移籍します。
マーベリックスでスターターとしてプレーしたナッシュは水を得た魚のように大活躍します。
また、この年マーベリックスに指名されたノビツキーとは本当に仲がよく、ナッシュにとってもノビツキーにとっても本当にいい環境であったのは間違いないです。
マークキューバンがマブスのオーナーへ
ナッシュやノビツキーが加わる前のマーベリックスはお世辞にも強いチームとは言えませんでした。
マーベリックスは90年代のほとんどをドアマットチームとして過ごしました。本当に弱かったです。
しかし、2000年に大富豪のマーク・キューバンがマベリックスを買収し、マーベリックスの球団オーナーにります。
バスケットボールが大好きなキューバンは豊富な資金力でマーベリックスを強豪チームへ生まれ変わらせました。その中でもナッシュはキューバンのお気に入りの選手として大活躍しました。
再びフェニックスサンズでプレー
2004-2005年シーズンFAになっていたナッシュは再びサンズと契約し、古巣サンズにもどってきました。
マイク・ダントーニ監督のもとナッシュは大活躍します。当時サンズのオフェンスは超攻撃的なランアンドガンスタイルのバスケットボールを展開していました。
ナッシュはダントーニの戦術に見事フィットし、サンズは62勝20敗という素晴らしい成績を残しました。ナッシュがチームにもたらした影響は本当に大きかったです。
ナッシュは個人的に全盛期を迎えていました。その後しばらくサンズで大活躍し続けます。
2004年には田臥選手と一緒にサンズでプレーしました。
MVPを2度受賞
全盛期だったナッシュは、2005年と2006年に2年連続レギュラーシーズンMVPに輝きました。
私はまさかナッシュがこれほど凄い選手になるとは想像すらしてなかったので、本当にこの受賞にはびっくりさせられました。当時のナッシュはアシストも得点も本当にハイレベルなプレーをしていました。
特にアウトサイドのシュートは本当に確率が高かったです。この2年間NBAはナッシュの時代でした。
レイカーズでビッグ3を結成
ナッシュは2012-2013年シーズンになんとロサンゼルスレイカーズに入団します。
レイカーズはナッシュと同時にドワイト・ハワードも獲得します。スティーブ・ナッシュ、コービー・ブライアント、ドワイト・ハワードのビッグ3は本当に注目を浴びました。
私自身はこのビック3は反則だと思いました。正直開幕前はレイカーズがNBAチャンピオン最有力と思っていました。それだけ強烈なメンバーであったのは間違いないです。
しかし、予想とは反対にレイカーズはまったくかみ合わずプレーオフでも全然勝ちあがれませんでした。レイカーズに移籍してからのナッシュは怪我勝ちで、全盛期とは程遠いプレー内容でした。
ナッシュの主だった記録
ナッシュはNBAオールスターに8回(2002、2003、2005-2008、2010、2012)選出されました。
また、オールNBAファーストチームには2005-2007年に選出されています。また、背番号13番はフェニックスサンズの永久欠番になりました。そして2018年には殿堂入りも果たしています。
50-40-90 Club
ナッシュは1シーズンでフィールドゴール成功率50パーセント以上、3ポイントシュート40パーセント以上、フリースロー成功率90パーセント以上を記録した数少ない選手のうちのひとりです。
しかも2006年、2008年、2009年、2010年の4度も達成しました。5年で4度も達成しています。この数字がどれだけ凄いかはバスケットをやっている人ならば分かると思います。
ちなみにこの記録は今まで7人しか達成していません。スティーブ・ナッシュ、ステファン・カリー、ケビン・デュラント、マーク・プライス、レジー・ミラー、ダーク・ノビツキー、ラリーバードの7人です。
また、複数回記録した選手はNBAで2人しかいません。あとの一人はNBAのレジェンドであるラリー・バードです。
ナッシュはキャリア平均でも素晴らしい数字を残しており、レギュラーシーズンではフィールドゴールパーセンテージ49パーセント、3ポイントパーセンテージ42・8パーセント、フリースローパーセンテージ90,4パーセントの記録を残しています。
また、プレーオフではフィールドゴールパーセンテージ47.3パーセント、スリーポイントパーセンテージ40・6パーセント、フリースローパーセンテージ90パーセントと本当に凄い確率を残しました。
キャリアではレギュラーシーズン平均14・3ポイント、8.5アシスト、3リバウンド、プレーオフでは、17・3得点、8・8アシスト、3・5リバウンドを挙げています。
ナッシュはサッカーがすき
バスケの腕前も凄いですが、サッカーもうまいです。リフティングがかなりうまいですね。
また、ナッシュはスペインリーグのチームの株主にもなっています。
NBA引退後はプロサッカー選手を目指していた時期もあるほどサッカー好きです。サッカー好きのNBAプレーヤーとしては彼が一番です。
ウォリアーズのコンサルタントに就任
今現在は2015年からウォリアーズのコンサルタントに就任し若手の指導を行っています。
選手時代は優勝していませんが、ウォリアーズではコンサルタントとして2017年と、2018年に優勝しています。
今後も彼の活躍から目が離せません。