
プロフィール
誕生日:1976年5月19日
出身国:アメリカ
出身地:サウスカロライナ州マーディン
ポジション:PF
ドラフト順位:1995年1順目5位
ドラフトチーム:ミネソタ・ティンバーウルブス
出身校:ファラガット高校
身長:211cm 体重:115kg
NBAデビュー:1995年11月3日
目次
ケビン・ガーネット
ガーネットは身長が高いにもかかわらずドリブルやパス、ミドルレンジのシュート、リバウンドをすべてこなすことが出来る選手でした。
正直言って身長が211cmもあるのに、なんでも器用にこなせるガーネットは本当に凄かったです。
NBAの歴史の中でもトップクラスのパワーフォワードであることは間違いありません。

ガーネットが高卒でNBA入り、ドラフトで高卒選手が多く指名されるきっかけに。
ガーネットは高卒でNBAに入りました。
しかし、ガーネットがドラフトされた当時、選手達はカレッジで数年プレーしたあとにNBAのチームからドラフト指名されるのが一般的でした。
高卒で直接NBAにドラフトされる選手はほとんどいませんでした。
NBAは本当に厳しい世界ですし、高卒の選手がすぐにNBAで活躍できるとは誰も考えていませんでしたね。
しかし、当時弱小チームだったミネソタ・ティンバーウルブスはケビン・ガーネットの事をかなり高く評価しており、1順目5位で彼を指名しました。
ちなみに、ケビン・ガーネット以前にNBAでドラフトされた高卒プレーヤーは1974年に指名されたチョコレート・サンダーことダレル・ドーキンスとビル・ウィロビーと言う選手2人のみでした。
なのでこのウルブスの指名がいかに思い切った指名であったかがわかると思います。
ただですね、結果的にこの指名は正解でしたね。
ウルブスに入団後ガーネットは高卒選手らしからぬ活躍をしました。
ガーネットが大活躍したため、その後高卒選手の青田買いが加速します。
トレイシー・マグレディ、コービー・ブライアント、ドワイト・ハワード、レブロン・ジェームズ、アマレ・スタウダマイヤー、ジャーメイン・オニール、ラシャード・ルイスなどはガーネットに続いて大成功しました。
逆にジョナサン・ベンダー、クワミ・ブラウン(高卒で初めて1位指名)、ダリアス・マイルズなんかは期待外れに終わりましたね。
基本的に高卒選手は将来性を買われてドラフトにかかります。なのでリスクが高いです。
私は本来ならば将来性よりも実力のある大卒選手が高い順位で指名されるべきだと思いますけどね。
今現在は高卒から直接NBAに入る事は出来なくなりました。私もこのルールには賛成です。
とにかくガーネットがNBAドラフトに与えた影響はかなり大きかったですね。

※2021年にはまた高卒でもNBAドラフトにエントリー出来るようになる予定。
ミネソタティンバーウルブスのフランチャイズプレーヤーに
ウルブスに入団後、次第に頭角をあらわしたガーネットはティンバーウルブス初のフランチャイズプレーヤーとなります。
ガーネットはすぐにリーグを代表するパワーフォワードに成長しました。
ガーネットのウルブス時代のスタッツです↓
平均得点 | リバウンド | ブロック | |
1995-96 | 10.4 | 6.3 | 1.6 |
1996-97 | 17.0 | 8.0 | 2.1 |
1997-98 | 18.5 | 9.6 | 1.8 |
1998-99 | 20.8 | 10.4 | 1.8 |
1999-00 | 22.9 | 11.8 | 1.6 |
2000-01 | 22.0 | 11.4 | 1.8 |
2001-02 | 21.2 | 12.1 | 1.6 |
2002-03 | 23.0 | 13.4 | 1.6 |
2003-04 | 24.2 | 13.9 | 2.2 |
2004-05 | 22.2 | 13.5(リバウンド王) | 1.4 |
2005-06 | 21.8 | 12.7(リバウンド王) | 1.4 |
2006-07 | 22.4 | 12.8(リバウンド王) | 1.7 |
高卒でいきなり平均10.4得点は本当にすごいですね!
しかもそのあとはどんどん成績を伸ばしました。ほぼ平均ダブルダブルを記録しています。
2004年にMVPに輝きました!!

ステフォン・マーブリーとのコンビ
1996年にウルブスにはポイントガードのステフォン・マーブリーが加入しました。
当時のガーネットとマーブリーは将来ストックトン&マローンのようなコンビになると期待されていました。
しかし、結局この2人はウルブスでNBAチャンピオンになる事は出来ませんでした。
ガーネットとマーブリーコンビのウルブスでの最高成績は2004年のカンファレンスファイナル進出でしたね。
ガーネット自身は大活躍していましたが、ウルブス時代はプレーオフでことごとく負けていたのが今でも印象に残っています。
名門ボストン・セルティックスに移籍
どうしても優勝したかったガーネットは2007年にウルブスに別れを告げました。
2007年7月31日にトレードでボストンセルティックスに移籍します。
当時のセルティックスにはエースのポール・ピアースがいました。そこにレイ・アレン、ガーネットが加わりセルティックスは一気に戦力を補強しました。
このセルティックスの補強には本当にびっくり!
当時かなり話題になりました。
ビッグ3を結成~NBAチャンピオン
ガーネット、ピアース、レイ・アレンのスーパースタートリオは「ビッグ3」と呼ばれ大注目されます。
このビッグ3は本当にアンセルフィッシュでした。
即席チームと言うのはなかなか結果がでないものですが、3人に牽引されたセルティックスはいきなりNBAファイナルに進出します。
相手はコービー・ブライアント率いるロサンゼルス・レイカーズでした。
ビッグ3の大活躍によりセルティックスが22年ぶり17回めの優勝を飾りました。
この優勝はラリー・バードが活躍していた1987年シーズン以来の優勝でした。
レイ・アレンのお母さんがコートサイドではしゃいでいたのが印象的でしたね。
この優勝により名門セルティックスが久しぶりに復活しました。KGがセルティックスのレジェンドであるビル・ラッセルとハグしている姿は今でも忘れられません。
私はKGがチャンピオンリングを獲得して本当に嬉しかったです。
ウルブスでプレーし続けていたらおそらくNBAチャンピオンにはなれてなかったと思うので、本当にセルティックスへの移籍は正解でしたね。
キャリア晩年
ガーネットはキャリア晩年はブルックリン・ネッツでプレー(2013-2015)しました。また、2015年には古巣のミネソタ・ティンバーウルブスへ復帰し2016年に引退しました。
ガーネットの主な成績
オールスターには15回選出、オールNBAファーストチームには4回(2000、2003、2004、2008)、2004年にはシーズンMVP。
NBAオールディフェンシブファーストチームには9回、2008年にはディフェンシブプレーヤーオブザイヤー獲得。
2000年にはシドニーオリンピックで金メダルも獲得しています。
ナイキの宣伝
このかっこいいCMよく日本で流れてました。歌はラッパーのジブラさんが歌ってます↓
本当にこのCMかっこよかったなあ。
まとめ
ガーネットは毎試合ダブルダブルを上げれる本当に素晴らしいパワーフォワードでした。
あとですね、頭の形が本当に綺麗w
スキンヘッドが似合ってて物凄くかっこいいです。
それではまた。