
プロフィール
誕生日:1965年8月24日
出身国:アメリカ
出身地:カリフォルニア州リバーサイド
ポジション:シューティングガード
ドラフト順位:1987年1順目11位
ドラフトチーム:インディアナ・ペイサーズ
出身校:UCLA
身長:201cm 体重:86kg
目次
レジー・ミラーはNBA史に残る名シューター
レジー・ミラーは1980年代後期から2000年代初期を代表する名スリーポイントシューターです。
スリーポイントを打つために、スクリーンを利用しコートを駆け回っていた姿は今でも忘れられません。
3ポイントパーセンテージはキャリア平均で39.5パーセントを記録しました。ほぼ4割なのでめちゃくちゃ凄い数字ですね。
また、フリースローもめちゃくちゃ上手くて1991年(91.8%)、1999年(91.5%)、2001年(92.8%)、2002年(91.1%)、2005年(93.3パーセント)と5度もNBAでリーダーになっています。
ミラーは本当にシュートがうまい選手でした。

大学時代
ミラーは名門UCLA出身です。
UCLAで大活躍したミラーは通算2,095得点を記録しました。
これはUCLAで歴代3位の記録(2018年12月現在)です。上にはカリーム・アブドゥル・ジャバー(2,325得点)とドン・マクレーン(2,608得点)の2人しかいません。
もちろんミラーが付けていた背番号31番は同校の永久欠番になっています。
1987年NBAドラフト
レジー・ミラーは1987年1順目11位でインディアナ・ペイサーズに指名されました。
ちなみに1987年のドラフトではデビッド・ロビンソンやスコッティ・ピッペンも指名されています。
本当にこの年のドラフトは凄い選手がいっぱいですね。
ミラーを含めその後のNBAを盛り上げる選手が指名されました。
50-40-90クラブ
ミラーは1994年に50-40-90クラブに選出されました。
フィールドゴール50%以上、スリーポイント40%以上、フリースロー90%以上を記録します。ちなみにこの記録は
ミラーを含めステフィン・カリー、ケビン・デュラント、マーク・プライス、スティーブ・ナッシュ、ダーク・ノビツキー、ラリー・バードの7人しか達成できていません。
さすがミラー!
ドリームチーム
ミラーは1994年にドリームチームⅡのメンバーとして世界選手権で金メダルを獲得しました。
また、1996年にもドリームチームⅢのメンバーに選出されアトランタオリンピックで金メダルを取っています。この時のミラーは怪我の影響でゴーグルをつけていたんですが、物凄くかっこよかったです。
ゴーグル姿のミラー好きだな。
姉が凄い
実の姉は女子バスケットボール史上最高の選手として有名なシェリル・ミラーです。
1試合105得点を記録するなど数々の記録を残しています。
1983年のロサンゼルスオリンピックでは金メダルを獲得しました。また1986年モスクワで行われた世界選手権でも金メダルを獲得しています。
その他数々の国際大会で金メダルに輝きました。
レジー・ミラーも高校生まで1対1で勝てなかったのは有名な話。男でも勝てないんですから本当に凄いです。
一時期はNBAでレポーターもしていました。今現在(2018年)はコーチをしています。
ちなみに殿堂入りしています。

また、兄のダレルはアナハイム・エンゼルスでキャッチャーをしていました。妹はバレーボールが物凄く上手かったそうです。
トラッシュトークの達人
ミラーと言えばトラッシュトークの達人でした。映画監督のスパイク・リーや色々なNBA選手に仕掛けていました。
確かにミラーは常になんかしゃべってた。
スパイク・リーにトラッシュトーク
1994年のイースタンカンファレンスファイナル第5戦、大活躍したレジー・ミラーはコートサイドに座っていたスパイク・リーに対して首を絞めるジェスチャーをしました。
これはニックスがプレッシャーに負けて失速したということをあらわすジェスチャーです。
もちろん試合はペイサーズが勝ちました。ミラーは第4クォーターだけで25得点、1試合で39点取りました。
このミラーのジェスチャーはかなり有名ですね。
まさしくヒール役って感じで、ミラーらしかった。
1990年代NBAでの名シーンだと私は思います。
ミラータイム
レジー・ミラーで有名なのが「ミラータイム」です。これはレジー・ミラーが大活躍する時間の事なんですが、当時のスポンサーのビール会社「MILLER」と「レジー・ミラー」を掛けていました。
当時の実況の方もよく「ミラータイム」っていう言葉を叫んでましたね。
ミラーのスーパープレー
ミラーと言えば1995年のイースタンカンファレンスセミファイナルでのニューヨークニックス戦で残り数秒から8得点したシーンが超有名です。
この逆転劇は私がNBAを見てきた中でも1番凄いですね。
8.9秒で8点取りました。
また、1998年シカゴ・ブルズとのカンファレンスファイナル第四戦、残り数秒での劇的な逆転シュートも印象的です。
この時ミラーは足を怪我していたんですが、喜びのあまり飛び回っています(足の状態はかなり悪かったです)
この試合は私は生放送で見ていたんですが、ブルズを応援していたので、「やられたっ」と思いました。
まさしくミラータイムが炸裂しましたね。
映画アンクル・ドリューに出演
2018年11月ミラーはカイリー・アービング主演の映画「アンクル・ドリュー」に出演しました。
映画の中ではライツ役を演じているんですが、かなり演技が上手かったしいい味出してましたね。
続編も見たいくらいです。
ペイサーズ1筋18年
ミラーはフリーエージェントで移籍する大物選手が多い中、引退するまでペイサーズ一筋で18年間プレーしました。
これは非常に素晴らしい事です。
オールスターには5回(1990、1995、1996、1998、2000)選出されました。
ペイサーズで通算25,279得点、プレータイム47,619分、アシスト4,141本、スティール1,505本、3ポイント2,560本の記録を残しました。これはすべてペイサーズのチーム記録(2018年12月現在)です。
また、1992年の11月28日のホーネッツ戦ではキャリアハイの57得点を取りました(この記録もペイサーズのフランチャイズレコード)
もちろん背番号31番はペイサーズの永久欠番になりました。
ミラーはペイサーズで優勝は出来ませんでしたが本当に凄い選手でしたね。
そして、非常にキャラの濃い選手でした。
本当にファンを楽しませてくれましたね。
(今現在は解説者としてファンを楽しませてくれています)
それではまた。