
今回は、NBAのロゴマークについて書いていこうと思います。
それでは行きましょう!
目次
NBAのロゴマーク
1969年、NBAは何か象徴的なアイコンを欲していました。
そこで、当時のNBAコミッショナーJ・ウォルター・ケネディーがアラン・シーゲルにロゴマークの作成を依頼します。
※2019年現在、シーゲル氏はブランド戦略会社シーゲルプラスゲールの名誉会長
そして出来上がったのが、存在感抜群のNBAのロゴです。
色は赤と青と白が使われていて、アメリカ国旗を連想させますね。
NBA: Liqueur company Mast-Jagermeister files opposition with U.S. Patent and Trademark Office about Bucks' new logo… pic.twitter.com/0ix3PaRtjf
— ⚽️Your Sports News⚽️ (@Yoursportsnews1) 2016年12月10日
NBAのロゴのモデル
NBAロゴのモデルはロサンゼルス・レイカーズのレジェンド、ジェリー・ウェストです。
1969年当時、アラン・シーゲルがウェストの写真からヒントを得てロゴに採用しました。
ジェリー・ウェストってどんな人?

プロフィール
誕生日:1938年5月28日
出身国:アメリカ
出身地:ウェストバージニア州チェリアン
ポジション:SG/SF
ドラフト順位:1960年:1順目2位
ドラフトチーム:ミネアポリスレイカーズ
出身校:ウェストバージニア大学
身長:188cm 体重:79kg
ジェリー・ウェストはレイカーズのレジェンド
ジェリー・ウェストはレイカーズのレジェンドです。マジック・ジョンソンやカリーム・アブドゥル・ジャバーよりも大大大先輩です。
レイカーズがロサンゼルスではなくミネアポリスにある頃にドラフト2位でレイカーズに入団しました。まだレイカーズのユニフォームが青と基調としていた時代です。
そんな、ウェストはレイカーズ一筋で14年間プレーしました。
14年間のキャリアの中で彼の一番有名なプレーは、1970年NBAファイナルゲーム3でのプレーです。ニューヨーク・ニックスが相手でしたが、ウェストは物凄い距離からブザービターを決めました。
彼は土壇場に強いのでミスタークラッチと呼ばれています。
ウエストバージニア大学時代
ウェストは1956年にイーストバンク高校を卒業しました。バスケットボールがうまく、引く手あまただった彼には60以上もの大学が興味を示していました。
しかし、ウェストは結果的に地元のウェストバージニア大学に進学しています。
1959年にはNCAAファイナルに出場。惜しくもカリフォルニア大学に70対71で敗れました。
敗れはしましたが、ウェストはファイナル4の最優秀選手に選出されています。
1958年にはオールアメリカンのサードチーム、1959年と1960年にはオールアメリカンのファーストチームに選ばれました。

また1960年にはジェリー・ルーカスやオスカー・ロバートソンなどと一緒にローマオリンピックで金メダルを取っています。
レイカーズ時代
ウェストは1960年1順目2位でミネアポリス・レイカーズに指名されました。
その後、すぐにレイカーズはフランチャイズをミネアポリスからロサンゼルスに移転しています。1年目のウェストは平均17.6得点、7.7アシストの記録を残しました。
ウェストは2年目から引退するまでは平均得点が20点を下回ったことはありません。

1969-1970年シーズンには31.2得点をとり得点王に。また、1971-1972年シーズンには平均9.7アシストをあげアシスト王に輝きました。
キャリア平均では平均27得点、6.7アシストを記録しています。
ミスタークラッチ
ウェストのすごいところはミスタークラッチの呼び名のとおり勝負強い事。
レギュラーシーズンの記録よりもプレーオフでの記録のほうが上回っています。
ちなみに1965年には平均40.6得点も取りました。ボルチモア・ブレッツ戦だけに関して言えば平均46.3得点です。これは2019年現在、NBA歴代1位の記録です。

キャリア平均(プレーオフ)では平均29.1得点を上げました。
しかし、ウェストはNBAファイナルでことごとくボストンセルティックスに打ちのめされました。当時のセルティックスはNBA8連覇を達成するなど本当に強いチームでした。
ウェストはNBAファイナルで6度セルティックスと対戦しましたが、一度も勝てていません。

ただ、1972年にはニューヨーク・ニックスを4勝1敗で倒し初のNBAチャンピオンに輝いています。
しかもレギュラーシーズンには33連勝を達成しました。約3ヶ月間負け無しです。この記録はNBA記録(2019年現在)です。
また、レイカーズは当時の記録となるシーズン69勝をあげました。ウェストの活躍なくしてこの記録は生まれなかったでしょう。
ウェストはこの年、オールNBAファーストチームとオールNBAディフェンシブファーストチームに選出されています。オールスターではMVPに輝きました。
「1971-1972年のウェストは凄い!」
1969年にはNBA史上初のファイナルMVPに選ばれています。
3勝4敗でセルティックスに負けましたが、ウェストがMVPを受賞しました。

幻のクワドラプル・ダブル
NBAの公式記録には記録されていませんが、ウェストは44得点、12リバウンド、10アシスト、10ブロックを記録しクワドラプルダブルを達成しています。

引退後
ウェストは引退後、レイカーズの監督やジェネラルマネージャーを務めました。
2019年現在はロサンゼルス・クリッパーズの球団最高顧問を務めています。
NBAロゴがマイナーチェンジ
1969年に作成されてから、ずっと親しまれ続けたNBAのマークですが、2017-18年シーズンにマイナーチェンジしました。
色が少し濃くなり、フォントが若干ですが変わってます。
正直ほとんど代わってませんし、言われなければ多分気づかない程度の変更ですね。
左が1969年から2017年シーズンまで使用されていたロゴ。右が2017-2018年シーズンから採用されているロゴです。
最後に
ずっと親しまれている、NBAのロゴマークですが、一時期ウェストから他の選手に変わるかもしれないとの噂がありました。
インタビューの中でウェストは「自分のシルエットから他のデザインに代わって欲しい」と言った内容の発言しています。
結局代わりませんでしたが、私的にはずっと親しまれてきた今のNBAロゴのままがいいです。

それではまた。